喉の性病にも効くジスロマックと後天性免疫不全症候群

多様な薬と瓶

ジスロマックは、マクロライド系とされるカテゴリに属している抗生物質であり、病原性微生物が体内に侵入して増殖するにあたって必要となるタンパク質の合成を阻害するはたらきがあります。
医師の指導にそって数日間服用していれば、こうした病原性微生物が原因となって起きる炎症、発熱、痛み、発疹などの症状が改善されます。

ジスロマックが対象としている病気のなかには、クラミジア感染症と呼ばれるものがありますが、これはクラミジアという病原性微生物が原因となったもので、主に性行為によって感染するとされています。
最近では喉の性病としての咽頭クラミジアという病気も増えてきており、これは口で相手の性器に接触するという性行為によるものです。
こうした喉の性病は、のどや口内粘膜の激しい痛みや発熱といった、つらい症状をともないます。
そのため、ジスロマックのような医薬品で早めに治療に専念することが大切となります。

ジスロマックは、こうした喉の性病以外にも、幅広い使い方ができますが、後天性免疫不全症候群、いわゆるエイズの患者におけるmac症の治療目的でも用いられることがあります。
後天性免疫不全症候群の治療に関しては、複数の医薬品を用いた多剤併用療法が一般的であり、ジスロマックには後天性免疫不全症候群そのものの治療効果はありませんが、患者が併発しやすいとされるmac症には対応することが可能です。
mac症は、macという細菌への感染による病気で、肺結核のような発熱、せきなどの症状をともないます。
ただし、後天性免疫不全症候群の患者は、常日頃から多くの医薬品を投与されているため、そうした医薬品との相性や、細菌の耐性獲得などの問題には注意しなければなりません。